住宅などの建物を塗装する際に、いったいどれぐらい費用がかかるのか分からないといった声をよく聞きます。
他の製品や商品と違い塗装工事の場合、塗料だけだと半製品となり人の手で塗装をする事で初めて商品としての形が生まれます。
そのため、費用も業者によってバラバラ、見積に記載してある内容もバラバラ、何が正解なのかと思いますよね?
そこで、実際に塗装工事をする場合にかかる費用や記載される内容について説明します。
工程ごとに説明していきます。

仮設足場

足場

足場を設置したようすです。左の建物はきのこ工場ですが、この位の規模になると設置に2日かかる場合もあります。

高さが2m以上で作業する場合に必要になってくるのが仮設足場です。
よくシートで囲われている建物を見る機会があると思いますがそういった建物には仮設足場が設置されています。
塗装工事には必ず入っている項目で塗装工事全体の2割ぐらいを占めます。
仮設足場の目的は安全性の確保や作業性の向上です。
安全性の面では両手もしくは片手が塞がる事が無いので、転倒した時も手を使う事が出来ます。
また作業時には足場があった方が移動も楽ですし、塗装できる範囲も広がる事で時間の短縮にもつながります。
仮設足場が設置されている現場では一緒に飛散防止や落下防止のメッシュが張られています。

高圧洗浄

外壁塗装にかかる費用高圧洗浄

高圧洗浄を行っている様子です

足場を設置した後に行う作業です。
建物が汚れているのにそのまま塗装しませんよね?
女性に例えるとお化粧の前に顔を洗うのと同じで塗装前に洗う事で汚れなどを落とす目的があります。
汚れを落とすとで塗料がキレイにのり、仕上がりをよくできます。
見積書には高圧洗浄のみで記載してあるか、外壁塗装という項目に含まれて記載してあるかのどちらかです。

ケレン

外壁塗装にかかる費用ケレン

外壁塗装にかかる費用の一つケレンです。

ケレンは主に金属部分や塩ビ素材・木部の場合に行われます。
表面の粗いペーパーなどを塗装箇所にあてて塗料との密着性の向上、錆びている部分や脆弱な塗膜の除去する目的で行います。
劣化の程度によって使用する道具も変わり、劣化のひどい部分や広範囲に及ぶ時は電動工具を使ってのケレン作業になります。
ケレンの費用は各種塗装工事に含まれている場合がほとんどです。

養生

外壁塗装にかかる費用

養生は塗装をする前の大切な作業です

下地処理が終わり塗装をする前に行う重要な作業です。
住宅などの建物を塗装する際そのまま塗装したら塗装しない場所に塗料が飛散・付着して落とすことが不可能になったら大変ですよね?
そういったトラブルが起こらない様にするのが養生です。
塗装しない個所でいうと代表的な部分では窓サッシでその他にもドアがあります。
それ以外に塗料が付着してはいけない部分として、地面や車・カーポート・屋外の給湯器などです。
そういった部分にマスキングテープやビニールシート・ブルーシート・マスカーと呼ばれるものを上手に使いながら塗料が付着しても平気な状態に養生します。
見積書には養生費として記載されている場合が多いです。
何も書いていない場合は確認が必要ですね。

下塗り・中塗り・上塗り

下塗り工程

外壁塗装の下塗りのようすです。下塗り塗料は塗る対象物の種類によって変える必要があります。

3.27

外壁塗装中塗りのようすです。

一連の作業が終わりいよいよ塗料を使った塗装に入る訳ですが、ほとんどの塗装で下塗り・中塗り・上塗りの工程で作業を進めていきます。
一部の塗料では下塗りがいらない塗料もありますが、今回は3つの工程について記載します。
下塗りの重要性は既存の塗膜との密着性の向上・素地の強化・中塗りとの密着を高める目的があります。
塗装する材質によって下塗り材を選定が必要になります。
劣化が進んでいると下塗りを2回しなければならないケースもあります。
下塗りが終わってからいよいよ中塗り・上塗りです。
中塗りと上塗りは基本的に同じ種類の塗料を使います。
ウレタンやシリコン・フッ素・無機などが挙げられます。
塗料のグレードによって耐候性や機能性が大きく変わりその分塗装にかかる費用も変動します。
今でも人気なのがシリコン塗料ですが、ここ最近はフッ素塗料を選ぶ方も多いです。
最低でも合計で3回塗装しますが悪徳業者などは下塗りと上塗りの2回など、手を抜くケースも多いので気を付けなければなりません。
見積書には下塗り・中塗り・上塗りで項目が分けられている場合と外壁塗装などの項目でひとくくりにされている場合があります。
その際にどのような塗料を使うのかが明確に記載してある見積書の方が間違いありません。

諸経費

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見積書の下部に記載されている諸経費ですが、その中には安全管理費や廃材処分費、交通費といったものが含まれます。
業者によって諸経費の金額はバラバラですがおおむね施工金額の5~10%が諸経費として計上されています。
以上が最低でも塗装にかかる費用になりますがその他として補修や防水といった施工が加わるとその分費用が上乗せになります。
業者さんに見積もりを取った際は上記の項目がしっかりと記載されているかを確認しましょう。
また、一つ一つの項目が不明確の場合は確認を取るなどしてお客様自身が各項目ごとに把握する事も塗装工事を成功させる一つのポイントにもなります。