【坂城町】雨樋が外れる主な原因と対策｜劣化・自然災害・施工不良・外部衝撃から住まいを守る方法 - 長野県長野市の雨漏り修理・屋根工事専門店｜しろくまペイント

雨樋（あまどい）は、屋根に降った雨水を地面へと安全に流す重要な設備ですが、外れてしまうと排水機能が損なわれ、外壁や基礎へのダメージにつながる恐れがあります。
特に最近では、自然災害や経年劣化などで雨樋が外れるケースが増えており、早急な対応が求められます。

本記事では、雨樋が外れる4つの主な原因とそれぞれに応じた具体的な対策、外れたまま放置するリスク、さらには修理を業者に依頼すべき理由までを丁寧に解説していきます。

経年劣化による雨樋の外れ｜長年使っていれば誰にでも起こり得る自然な現象

素材の劣化による強度の低下がトラブルの始まり｜見た目は問題なくても内部では脆化が進行

雨樋は常に風雨や日差しにさらされており、10年以上使用していると、素材自体が劣化して強度が落ちてきます。
外から見ただけでは分かりにくくても、内部では脆くなっており、ある日突然ポロッと外れてしまうこともあります。

• 塩化ビニール製：紫外線に弱く、経年劣化により硬化・割れやすくなる

• 金属製：風雨や紫外線により錆が進行し、やがて穴や変形が発生

特にベランダ上部や日当たりの良い南面は劣化が進みやすいので要注意です。

自然災害が引き起こす雨樋の外れ｜強風・積雪・落下物などの影響を侮ってはいけない

台風・強風による破損｜固定金具がゆるむ、樋自体が飛ばされることも

大型台風や突風によって、雨樋を支えている金具やビスが外れ、最悪の場合は雨樋が飛ばされてしまうこともあります。
これは日本全国どこでも起こり得るため、定期的な点検が大切です。

雪の重みによる変形や破損｜寒冷地では冬季に特に注意が必要

積雪の多い地域では、雪が雨樋に溜まって重くなり、支えきれずに変形・脱落するリスクがあります。
横樋に雪が乗り続けると、継ぎ目や金具部分から外れることが多いです。

落下物・飛来物の衝突｜意外と多い自転車や看板、木の枝の衝突事故

風で飛んできた看板、台風時の折れた木の枝、さらには近所の物干し竿などが当たって破損するケースも。
強度が落ちていた雨樋であれば簡単に割れたり、外れたりしてしまいます。

施工不良が原因で起こる外れ｜新築やリフォーム直後でも油断できない

接着剤やビスの不足・施工の甘さが後々のトラブルに｜見た目は良くても中身が伴っていないことも

雨樋の施工時に接着剤の量が不十分だったり、ビスの締め込みが甘かったりすると、風や雪の重みに耐えられずに外れてしまうことがあります。これは見た目だけでは判断が難しく、施工後1〜3年以内に外れることも。

また、下地や壁面との接続がずれていると雨水の重みで歪みが生じ、徐々に外れてしまう原因となります。

外部からの衝撃や詰まりも外れの原因に｜気づかないうちにトラブルが進行していることも

ゴミ・落ち葉・鳥の巣などの詰まり｜排水不良が構造への負担に

雨樋内部に落ち葉やホコリ、鳥の巣などが溜まると、雨水が正常に流れず、雨樋内に水が滞留してしまいます。
その結果、重みで樋がたわんだり、接合部が抜けてしまうケースもあります。

子どもの遊びや自転車の接触など日常の衝撃も影響あり

日常生活の中でも、ボール遊びや自転車の出し入れで無意識に雨樋に当たることがあります。
特に低い位置にある縦樋は接触しやすいため、破損や脱落が起こりやすい場所です。

雨樋が外れたままの放置リスク｜見た目以上に深刻な被害につながる可能性

雨水が壁や基礎に直接当たる｜外壁の劣化や雨漏りの原因に

雨樋が外れた状態では、屋根からの雨水が外壁や基礎に直接当たります。
その結果、塗装が剥がれたり、クラック（ひび割れ）ができたりして、雨漏りやシロアリ被害を引き起こす原因になります。

雨音・落下リスクで近隣トラブルに発展することも

外れた雨樋が風で揺れたり、雨水が地面に跳ね返る音が響くと、近所迷惑にもなります。
さらに、そのまま落下して通行人や車に当たれば、損害賠償問題に発展することも考えられます。

雨樋が外れたときの対策と修理方法｜安全第一で業者への相談を

応急処置をしても再発リスクが高いなら業者に相談を

応急的に金具を締め直したり、補修テープで止めることは可能ですが、素材が劣化していたり、何度も外れている場合は早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

高所作業は危険を伴うため無理は禁物

雨樋の修理は2階の屋根付近で行うケースも多く、素人が無理に作業を行うと転落事故につながる危険性があります。
安全確保と仕上がりの確実性のためにも、必ずプロに依頼するのが安心です。

まとめ｜雨樋が外れる原因を知り、早めの対策で住まいを長持ちさせよう

雨樋の外れは経年劣化・自然災害・施工不良・外部衝撃といった複数の要因によって引き起こされます。
放置すると住宅全体の劣化や近隣トラブルの原因にもなるため、日頃から点検を心がけ、異常に気づいたら早めに修理・交換を行いましょう。

高所作業を伴うため、無理をせず専門業者に相談することで、安全かつ確実に問題を解決できます。