屋根材として注目されるアスファルトシングルの特徴と選び方
2025年6月3日更新
アスファルトシングルは、北米をはじめ世界中で広く使われている屋根材です。
ガラス基材にアスファルトを浸透させたシートの表面に、細かな石粒を吹き付けて作られており、見た目も美しく、防水性・耐震性・施工性に優れています。
本記事では、アスファルトシングルの構造やメリット・デメリット、適した住宅、メンテナンス方法について詳しく解説します。
アスファルトシングルの基本構造と特徴|軽量かつ高い防水性が魅力の屋根材
アスファルトシングルは、1枚6mmほどの薄いシートで構成され、芯材にガラス繊維を使い、その上にアスファルトを含浸させ、表面にカラー石粒を散布した構造になっています。
この設計により、高い防水性と耐久性を持ちつつ、屋根全体の重量を大幅に軽減することができます。
●軽量性:瓦や金属屋根に比べて非常に軽く、耐震性を高めたい住宅に適しています。
●柔軟性:複雑な屋根形状にも対応でき、曲面にも施工可能です。
●美観性:石粒のカラーバリエーションが豊富で、和風・洋風どちらの住宅デザインにもマッチします。
●錆びない:金属と違い、錆が発生しないため沿岸地域でも安心して使用可能です。
アスファルトシングルのデメリットと注意点|耐久性を損なわないためのポイント
魅力の多いアスファルトシングルですが、以下のようなデメリットもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
●強風による剥がれやすさ:シートが軽いため、台風や突風時に剥がれたり破れたりするリスクがあります。
●カビ・コケの発生:湿気の多い環境では、表面にカビやコケが繁殖しやすく、美観が損なわれるだけでなく劣化も進行します。
●熱変形:高温になるとアスファルトが柔らかくなり、伸縮して施工箇所に浮きや波打ちが出ることがあります。
●石粒の剥がれ:表面の石粒が剥がれ、雨樋に詰まるケースもあり、定期的な点検と清掃が重要です。
アスファルトシングルのメンテナンス方法|5〜10年ごとの点検が屋根寿命を延ばす鍵
アスファルトシングルはメンテナンス性にも優れており、適切な手入れをすることで20〜30年の耐用年数を保てます。
定期点検のポイントと頻度|早期発見で修繕コストを抑える
●点検頻度:5〜10年ごとの定期点検が目安。強風や大雨のあともチェックしましょう。
●点検箇所:浮きや剥がれ、石粒の減少、変色、雨樋の詰まりなどを確認します。
●対応策:軽度の剥がれであれば部分補修が可能。広範囲の場合は張り替えを検討します。
防水性を強化する塗膜防水工法|アロンSQ工法など
塗り替えを行う際は、アクリルゴム系塗膜防水(例:アロンSQ工法)などを利用することで、防水性が向上し、耐久性をさらに高められます。
塗装により、紫外線や雨風から屋根材を保護できるため、長期的なランニングコスト削減にもつながります。
アスファルトシングルが適している住宅と施工事例
●戸建て住宅:モダンな洋風住宅や、軽量屋根材を望む木造住宅に多く採用されています。
●集合住宅・アパート:コストパフォーマンスの良さと施工性の高さから、新築・改修の両方で利用されています。
●複雑な屋根形状の住宅:曲線や入り組んだ屋根形状にも柔軟に対応できるのがメリットです。
まとめ|アスファルトシングルの理解と選び方で後悔しない屋根リフォームを
アスファルトシングルは、防水性・美観性・施工性を兼ね備えた優れた屋根材です。
軽量であるため地震対策としても効果的ですが、強風や湿気の多い地域ではデメリットを理解した上で対策が必要です。
定期的な点検と適切な施工を行うことで、長く快適に住まいを守ることができます。
屋根リフォームや新築時には、必ず専門業者に相談し、住宅の条件に最も適した屋根材を選ぶようにしましょう。
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