【高山村】雨樋のエルボが外れたときの対処法と修理費用｜応急処置とプロに頼むべきケースを徹底解説 - 長野県長野市の雨漏り修理・屋根工事専門店｜しろくまペイント

雨樋のエルボ（L字型の継手）は、縦樋の角度を変えるための重要なパーツです。
例えば、屋根からの雨水をスムーズに地面へ導くため、壁面を避けて流すように設計されています。
このエルボが外れると、雨水の流れが乱れ、外壁に水がかかってしまうこともあり、放置すれば雨漏りや劣化の原因になります。

この記事では、雨樋エルボが外れた際の応急処置や修理方法、修理費用の目安、そしてどんなときにプロに依頼すべきかを詳しく解説します。

雨樋エルボの応急処置方法｜簡易的でもしっかり固定するのがポイント

ビスを使って仮固定する｜外れたままでは雨水が正しく流れない

エルボがずれていたり外れかけている場合は、まずはビスで固定するのが応急処置として有効です。
しっかり締め付けておけば、落下やさらなるズレを防ぐことができます。

●仮固定には錆びにくいステンレス製ビスを使用するのがおすすめ

●脚立作業の際は落下防止の安全対策を忘れずに

ビスからの雨漏りを防ぐにはコーキング剤を併用｜接合部の防水が大切

ビスで固定しただけでは、ビス穴から雨水が入り込む可能性があります。
防水性を高めるために、ビス頭や接合部にコーキング剤（シリコン系推奨）をしっかり塗布しましょう。

応急処置で済ませたままだと、次第に雨漏りや金具のサビ、壁面の劣化につながるため、後日改めて修理することが大切です。

雨樋エルボの本格修理方法｜外れたまま放置するリスクと正しい再接続手順

外れかけたジョイントは一旦取り外す｜劣化した接着剤は機能していない可能性も

中途半端に外れた状態のまま使用を続けると、隙間から雨水が漏れて建物を傷めてしまいます。
一度取り外して、再度しっかりと接着し直すのがベストです。

雨樋専用の接着剤で再接合｜密着力の高いものを使用

雨樋の素材（多くは塩化ビニール）に適した専用接着剤を使用し、接着面をよく清掃・乾燥させてからしっかり固定します。
素手では取り外せないほど強力に接着されている場合は、無理に引っ張らずに以下の手順で対応します：

●軒樋や縦樋を金具から取り外す

●エルボ部分を雨樋専用のこぎりでカットする

●新しい継手を使って再連結する

エルボを正確な角度で接続し直す｜雨水の流れを意識することが大切

エルボは水の流れを効率的に地面まで導く役割があるため、取り付け角度を間違えると排水不良や詰まりの原因になります。
可能であれば、プロの視点で位置・角度を確認するのがおすすめです。

雨樋エルボ修理の費用相場｜DIYではなく業者に依頼する場合の目安

継手のみの交換で5〜10万円程度｜部材代と高所作業費が含まれる

雨樋のエルボ（継手）部分のみの交換であっても、足場の設置や高所作業が必要になる場合、費用は5〜10万円が一般的な目安です。
簡単な位置なら数万円で済むこともありますが、屋根近くや複雑な構造の箇所では高くなる傾向があります。

吊金具の交換が必要な場合も同様の費用感｜金具の劣化に注意

外れた原因が金具の腐食や破損だった場合、雨樋を支える吊金具の追加交換も必要になります。
その場合も同様に、5〜10万円前後の費用が発生します。

費用が高めになるケース：

●足場が必要な2階以上の修理

●雨樋の連結部が複数破損している

●一部の部材が入手困難で特注対応になる

雨樋のエルボとは？｜名前の由来と役割を知っておこう

エルボはL字型の重要な継手｜縦樋の方向を変えるパーツ

エルボは「elbow（肘）」の名の通り、L字型に曲がった部品で、主に雨水の流れをスムーズに導くために縦樋の方向を調整する役割を担います。

主な使用例：

●ベランダの床に沿わせて配管する場合

●屋根から地面までの縦樋が斜めに必要な箇所

エルボがないと、真下にしか排水できず、建物の構造によっては水たまりができたり、外壁を汚したりする恐れがあります。

まとめ｜雨樋エルボの外れは早めに対応を！正しい修理と安全対策が肝心

雨樋のエルボが外れた場合は、放置せずに応急処置または早期の修理を行うことが重要です。
簡単な固定はDIYでも対応可能ですが、正確な接続や高所作業が必要な場合は、プロの手に任せる方が安全かつ確実です。

費用は5〜10万円が目安ですが、被害が広がる前に直すことで、結果的に安く済むケースもあります。
建物の雨水対策を万全にするためにも、エルボの外れは「小さな不具合」と見過ごさず、早めの対応を心がけましょう。