雨漏り対策に使える防水テープの正しい貼り方と注意点
2025年4月13日更新
雨漏りが気になるけれど、すぐに業者に頼むのは難しい。
そんなとき、手軽に使える防水テープはとても心強いアイテムです。
しかし、防水テープは「ただ貼ればいい」というものではありません。貼り方に失敗すると、逆に水が入りやすくなる危険性もあるのです。
この記事では、次のような疑問や悩みをすべて解決します。
●防水テープってどこに貼れば効果的なの?
●どう貼れば雨水が侵入しないの?
●失敗しないためのコツや注意点は?
●どのタイミングで使うべき?
●貼ってもダメなときはどうする?
DIY初心者の方でもわかりやすく、正しい防水テープの使い方をステップ形式で解説します。さらに、雨漏り修理の流れや、業者に頼むべきケースも紹介していきます。
防水テープとは?雨漏り対策に効果的な理由
防水テープは、雨水や湿気の侵入を防ぐために使われる自己粘着型の防水材で、主に次のような用途があります。
●屋根や外壁のひび割れ補修
●窓枠やサッシ周りの防水処理
●ベランダ・バルコニーの一時的な浸水対策
●配管まわりの隙間埋め
特に「外壁のひび割れ」や「コーキングの劣化」が原因の雨漏りに対しては、一時的な応急処置として非常に効果的です。
ただし、防水テープは「仮補修」です。根本解決にはつながらないことを忘れないようにしましょう。
防水テープの正しい貼り方
ステップ①:施工箇所の清掃・乾燥
テープをしっかり密着させるために、まずは施工箇所の汚れ・ホコリ・油分・水分を取り除きましょう。
雨の後はしっかり乾燥してから作業
ホコリや砂は雑巾やブラシで除去
濡れていると密着しないので注意!
ステップ②:凹凸の多い部分は「突出部」から貼る
外壁や配管まわりのように凹凸がある場合、まずは一番出っ張っている部分から貼るのが基本です。
窓枠や配管がある場合は、最初にその周囲を丁寧に処理
突起部分には細かくカットしたテープを使って密着させる
ステップ③:テープを下から上へウロコ状に貼り重ねる
水は上から下へ流れます。よって、防水テープは必ず「下から上」に貼るのが基本です。
ウロコ状に重ねて貼ることで、雨水がスムーズに下へ流れる
上から下に貼ると、水がテープの隙間に入り込む危険がある
ステップ④:貼るときは「おさえながら」「しわなく」「密着」
引っ張りすぎず、少しずつおさえながら貼る
シワやヨレができないように慎重に
最後にローラーやヘラで押し付けて密着性アップ
工具の活用:
精密ドライバーやマイナスドライバーで、細かい隙間に押し込む
配管まわりの角もキレイに密着させやすくなります
貼り方のポイントと注意点
防水テープを正しく使うには、いくつかのポイントと「やってはいけないこと」を覚えておきましょう。
成功のためのポイント
防水シートや外壁材としっかり密着させる
配管やサッシまわりは隙間をつくらない
雨水の流れを考えて重ね貼り
気になる箇所を1か所ずつつぶす
失敗する人のよくあるミス
一度にいろんなところに貼りまくる → どこが原因だったのか分からなくなる
濡れたままの壁に貼る → テープが剥がれやすく、意味がなくなる
上から下に貼る → 雨水が逆流して浸水するリスク大
防水テープはどんな場面で使えるのか?
有効な場面
外壁やサッシ周りからの軽度の浸水
天窓や換気口の周囲の劣化箇所
雨漏りの一時的な応急処置
使用を避けたほうがよい場面
屋根の高所作業(落下リスクあり)
濡れていて貼れない環境
ルーフィングシートや下地の破損が原因の場合
雨漏りがひどい場合や屋根が原因と分かっている場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。
防水テープだけでは限界がある?雨漏りの根本原因を知ろう
防水テープで応急的に水の侵入を止めることはできますが、根本原因を解決しない限り再発します。
よくある雨漏りの原因
原因 | 説明 |
---|---|
コーキングの劣化 | 外壁やサッシのつなぎ目からの浸水 |
天窓のゴムパッキン劣化 | 水密性の低下により、漏水 |
ルーフィングシートの破れ | 屋根の防水層が機能せず |
外壁や屋根のクラック(ひび割れ) | 水の侵入経路となる |
排水の詰まり(ベランダ・天窓) | 水が溜まり、逆流して室内へ侵入 |
これらの原因は「目に見えない場所」で進行していることが多く、専門家による点検・調査が必要です。
防水テープで応急処置後にすべき3ステップ
ステップ①:プロの無料調査を受ける
原因の特定には散水調査やサーモグラフィー調査が有効
最近では無料点検を実施している業者も多数
ステップ②:必要な修理内容を見積もってもらう
無駄な工事を避けるためにも、相見積もりは必須
写真付きの報告書や原因説明が丁寧な業者を選びましょう
ステップ③:火災保険の適用可否をチェック
台風や強風など「自然災害」による被害なら保険が使える可能性あり
保険申請に強い業者に頼めば手続きもスムーズ
防水テープの選び方・おすすめ製品は?
市販されている防水テープはさまざまですが、用途に合わせて選ぶのがポイントです。
主なタイプと特徴
種類 | 特徴 | 用途例 |
---|---|---|
アルミ防水テープ | 耐久性が高く紫外線にも強い | 屋外・金属面 |
ブチルゴム系テープ | 柔らかく密着性が高い | 外壁・窓まわり |
屋根用強粘着タイプ | 高温にも対応 | 屋根・天窓まわり |
「屋外用」と明記されているものを選ぶのが安心です。
まとめ|防水テープは応急処置の強い味方!でも油断は禁物
防水テープは、正しく使えば雨漏りの一時的な対策として非常に有効です。
ただし、応急処置はあくまで「時間を稼ぐ」ための手段にすぎません。
放置すれば被害は確実に広がり、修理費用も高くなります。
今日からできるチェックリスト
●テープを貼る前に清掃・乾燥した
●下から上へウロコ状に重ねた
●配管まわりや窓枠に隙間がないか確認した
●テープの密着性をローラーで強化した
●一度に多くの場所に貼らず、原因を順番につぶしている
●応急処置後は業者に調査依頼を検討している
防水テープを味方に、雨漏りの被害を最小限に抑え、安心の住まいを守りましょう。
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