【長野市】雨樋が欠けた・割れたときの修理方法と注意点｜DIY補修と業者依頼の判断基準 - 長野県長野市の雨漏り修理・屋根工事専門店｜しろくまペイント

雨樋（あまどい）は、雨水を効率よく排水するために必要不可欠な設備です。
しかし、経年劣化や台風・積雪などの自然災害、さらには物理的な衝撃によって欠けたり、割れたりすることがあります。
放置すると雨漏りや外壁の劣化、基礎への水の浸透といったトラブルの原因になるため、早めの対応が必要です。

この記事では、雨樋が欠けた・割れたときに行うべき修理方法や注意点、そして修理を自分で行うべきか業者に依頼するべきかの判断ポイントを分かりやすく解説します。

雨樋のひび割れや欠けを補修するDIY方法｜手軽にできる応急処置の具体例

雨樋用接着剤を使った補修｜割れ目が小さい場合に有効な簡易対処法

雨樋が部分的に割れている程度であれば、雨樋専用の接着剤を使って補修が可能です。
接着剤はホームセンターや通販でも手に入れることができ、比較的安価に手軽に使えます。

使い方の手順：

●破損箇所の汚れをよく落とし、乾燥させる

●割れ目に接着剤を均一に塗布する

●接着部分をしっかり押さえて固定し、乾燥させる

注意点：雨樋用接着剤は専用のため、他の素材や壁面への使用は避けましょう。
また、大きな隙間がある場合には適していません。

コーキング剤（シーリング剤）を使った補修｜小さな穴やひびを埋めて防水性を確保

雨樋に小さな穴や細かいひびがある場合は、防水性のあるコーキング剤を使って修理が可能です。
柔軟性があるため、割れ目にしっかりフィットして雨水の侵入を防ぎます。

使い方の手順：

●接着剤と同じく、表面を清掃・乾燥させる

●ヘラを使って割れ目にコーキング剤を押し込む

●表面をならして、完全に乾くまで待つ

耐候性の高い外装用シリコン系コーキング剤がおすすめです。

補修用アルミテープや防水テープで補強｜とにかく急ぎたいときの応急処置に便利

応急処置として手軽に使えるのが、防水テープや補修用アルミテープです。
広範囲の補修や、接着剤・コーキング剤での補修後にさらに補強する目的でも使われます。

注意点：

●テープはどうしても見た目が目立ちやすく、仕上がりは美しくありません

●雨樋の色と合わないと悪目立ちしてしまいます

●長期的な補修には向かず、あくまで一時的な対応として利用しましょう

DIY補修の限界と注意点｜自分で直す前に知っておきたいこと

雨樋の変形や大きな欠けには接着剤が効かない場合がある

雨樋が大きく変形している、あるいは穴や欠けが広範囲に及んでいる場合は、接着剤やコーキング剤では対応できません。このようなケースでは部品ごと交換が必要になるため、DIYでの対応は難しくなります。

こんな方にはDIY向きではないケース：

●劣化がひどく、雨樋全体がたわんでいる

●接合部がずれて、雨水が正常に流れていない

●高所作業が不安な方や道具がそろっていない方

雨樋の破損を業者に依頼すべきタイミングとは｜プロに任せる判断基準

雨樋全体の老朽化や再発リスクが高い場合は交換がおすすめ

局所的な割れではなく、雨樋全体に色あせやヒビが見られる場合は、今後も破損が再発する可能性が高いため、補修ではなく交換を検討しましょう。雨樋の耐用年数は約20〜30年と言われています。

交換がおすすめの具体例：

●長期間メンテナンスをしていない雨樋

●竪樋や横樋の接続部がぐらついている

●雨水の排水がうまくいかず、壁面にしぶきが跳ねている

台風・雪などの自然災害による破損なら火災保険が使えることも

意外と知られていませんが、雨樋が台風・暴風・積雪などの自然災害で破損した場合、火災保険が適用されるケースがあります。
条件を満たせば、修理費用を保険でまかなえる可能性も。

適用されるケース：

●台風で雨樋が飛んでしまった

●大雪で雨樋が曲がったり破損した

●落下物で割れてしまった

適用されないケース：

●経年劣化や自然な消耗による破損

●掃除を怠ったことによる詰まりや腐食

保険申請をする際は、被害状況の写真と工事見積もり書が必要になります。
まずは保険会社や専門業者に相談してみましょう。

まとめ｜雨樋が欠けた・割れたら早めに対応を！DIYとプロの使い分けがカギ

雨樋が欠けたり割れたりした場合、軽度であれば接着剤やコーキング剤、補修テープでのDIY対応が可能です。
ただし、変形が大きかったり再発の可能性が高い場合は、プロの業者に依頼する方が安心です。

また、自然災害による破損であれば火災保険の適用も視野に入れましょう。
まずは状況を見極め、最適な方法で早めの対処を行うことが、住まいを長持ちさせる秘訣です。