山ノ内町の竪樋のジョイントの外し方と注意点｜破損リスクを避けて安全に行う手順を徹底解説 - 長野県長野市の雨漏り修理・屋根工事専門店｜しろくまペイント

竪樋（たてどい）のジョイント部を外したい場面は、掃除・修理・交換など様々です。
しかし、適切な手順を踏まずに力任せで外そうとすると、部材の破損やケガのリスクがあります。
特に古い住宅では、樋や金具が劣化しており、思わぬトラブルに繋がりかねません。

この記事では、竪樋のジョイントを外すための正しい手順と、失敗しないための注意点を詳しく解説します。
DIYでメンテナンスを行う方や、業者に相談する前に構造を理解したい方にも役立つ内容です。

竪樋のジョイントを安全に外すための基本手順｜道具の使い方と順番がポイント

1. 集水器と接続された竪樋を確認｜取り外し作業の起点になる部分

最初にチェックすべきは、屋根から雨水を受ける集水器と、竪樋との接続部分です。
この部分は比較的取り外しやすく、ここを起点に順番に作業を進めることで、全体に無理な負荷をかけずに済みます。

●手順：竪樋の上部から順に作業することで、落下事故や破損リスクを避けられます

●補足：下から外すと、上の樋が一気に落下してくる危険があるため絶対に避けましょう

2. ヘラやマイナスドライバーを使って接合部を少しずつ広げる｜焦らず慎重に

ジョイントが接着されていない場合、ヘラやマイナスドライバーを継ぎ目にゆっくりと差し込み、少しずつテコの原理で外していきます。無理にこじ開けると、樋が割れたり、金具ごと壊れてしまう恐れがあります。

使いやすい道具：

●プラスチック製のヘラ（傷が付きにくく扱いやすい）

●マイナスドライバー（細めのものが便利。ただし金属製のため慎重に）

接着されているジョイントは無理に外さない｜破損リスクを避ける判断が大切

接着加工されたジョイントは外さず掃除のみに留める｜破壊の危険性が高い

竪樋の一部は、施工時に接着剤で強固に固定されていることがあります。
特に見た目ではわかりにくいため、明らかに外れないと感じた場合は、無理に外そうとせず、そのままの状態でできる範囲の清掃や点検に留めましょう。

無理に引っ張ると、隣接する継手や壁面を傷つけることがあるため、注意が必要です。

掃除目的なら上部から外せる範囲で十分｜下から水を流してゴミを押し出す方法も

排水の詰まりやゴミ掃除が目的であれば、ジョイントを完全に外す必要はない場合も多く、集水器や上部から水を流し、詰まりを押し流すだけでも効果があります。

こんな人に向いている方法：

●雨樋の清掃にチャレンジしたいが工具に不安がある方

●DIY初心者で、破損させるのが心配な方

竪樋を外すときの注意点と落下防止対策｜安全第一で慎重に作業を

雨樋や金具は経年劣化していることを前提に作業する｜樋の素材は意外と脆い

塩化ビニール製の雨樋は、紫外線や風雨によって時間とともに劣化します。
見た目には問題がなくても、接続部や金具は内部から脆くなっている場合があるため、作業時には常に”壊れやすい”ものとして取り扱うことが大切です。

上から順に外すのが基本｜重力を利用し、安全な方向へ力を逃がす

雨樋は縦方向に重量がかかっているため、下から外すと上部の樋が落下し、破損や事故につながる恐れがあります。
上から順に外すことで、安全かつスムーズに作業を進めることができます。

特に2階部分の作業では、落下物による怪我や周囲の破損に十分注意しましょう。

地中に接続されている竪樋の場合の対応｜排水口との接続も考慮して外す

地中の排水パイプと繋がっている場合も多い｜引っ張っても外れないケースあり

竪樋の下端が地中の排水管（雨水枡など）に接続されている場合、地中側でがっちり固定されていて簡単には外れない構造になっていることがあります。
その場合は、上部から分割して切り離すようにしましょう。

具体例：

●排水枡にしっかりとはめ込まれているケース

●曲がりのあるL字型エルボで連結されているケース

まとめ｜竪樋のジョイントを外すときは構造を理解して慎重に作業しよう

竪樋のジョイントを外すには、適切な道具と手順、そして素材や構造に対する理解が欠かせません。
特に経年劣化した雨樋は破損しやすく、接着されている場合は無理に外そうとすると大きなトラブルにつながります。

掃除や点検が目的の場合は、無理に外すよりも、できる範囲での対応を心がけましょう。
また、高所作業や力の加減が不安な場合は、無理せずプロに相談するのが安心です。