長野市の竪樋の取り付け間隔はどのくらい?地域・構造・風圧に応じた適正ピッチの考え方と注意点

2025年6月22日更新

竪樋(たてどい)は、屋根からの雨水を地面や排水口へと効率的に流すための縦型のパイプです。
この竪樋をしっかり固定するためには、外壁に取り付ける「支持金具(でんでんやつかみ金物)」の設置間隔が非常に重要です。

支持金具の取り付け間隔、すなわちピッチが適切でないと、風や雨、雪の重みによって竪樋がぐらついたり外れたりするリスクがあります。本記事では、地域や建物の条件別に最適なピッチの考え方を詳しく解説します。

 

基本の竪樋取り付け間隔の目安|標準は1000mm前後、最長でも1200mm以内に

一般的な住宅での標準間隔は1000mm|強度と見た目のバランスを保つ

多くの住宅では、竪樋の金具(支持金具やでんでん)の取り付け間隔は約1000mm(1m)が基準となっています。
これは、竪樋をしっかりと固定しながらも、施工性やコストのバランスを取るための最適な距離です。

●施工の基本ルール:支持金具の間隔は最大でも1200mm以内とする

●竪樋の種類にかかわらず、直管には1箇所以上の固定が必要

この基本ルールは温暖地域や一般的な2階建て住宅において特に有効です。

 

地域による竪樋間隔の違い|雪・風など自然条件に応じて調整が必要

一般地域:約900mm間隔で対応可能|通常の雨風に耐える設計

積雪や強風の影響が少ない地域では、900mm前後の間隔で金具を取り付けるのが一般的です。
これにより必要十分な強度を確保しつつ、施工の手間を最小限に抑えることができます。

寒冷地:約450〜600mmにピッチを狭める|積雪や氷柱の重みに備える必要あり

北海道や東北、北陸といった寒冷地では、450〜600mm間隔で金具を取り付けます。
これは、雪の重みによる竪樋のたわみや落下を防ぐためです。

 

●おすすめピッチ例

軒下:450mm(雪が集中する部分)

中央部:600mm(風の影響を考慮)

豪雪地域:約300mm間隔でがっちり固定|落雪の衝撃に備える構造設計

新潟・長野・山形などの豪雪地帯では、300mmという非常に狭い間隔で金具を設置する必要があります。
屋根から一気に滑り落ちる雪の圧力に耐えるため、密なピッチで竪樋を支える設計が求められます。

 

風の影響を受けやすい場所での対応|地域の風速や地形にも注意しよう

海沿いや高台などの風圧地域では800mm以下が望ましい

海岸線から1km以内のエリア、高台、崖の上など、風当たりの強い場所では、竪樋が風によって揺れやすくなるため、800mm以下に間隔を狭めて金具を設置するのが望ましいです。

 

突風や台風時の振動が竪樋の破損原因となる

バンド型やL字で補強された支持金具を使用することで耐久性アップ

 

建物構造によるピッチ調整の必要性|3階建て以上は要注意

高層建物は風の影響を大きく受けやすい|800mm間隔に狭めるのが基本

3階建て以上の住宅やビルでは、風の影響が2階建て住宅に比べて大きくなります。
建物が高くなるほど竪樋への力も増すため、支持金具の設置間隔は800mm以内に狭めるのが一般的です。

また、1階と2階の接合部、ベランダを跨ぐ部分など構造的に不安定になりやすい箇所にも補強を加えると安心です。

 

固定が甘いとどうなる?|歪み・外れ・雨漏りの原因に

ピッチが広すぎると竪樋に負担がかかり破損の原因に

適切な間隔で固定されていない場合、強風で竪樋がバタつき、接続部のひび割れや外れ、さらには外壁への影響も引き起こします。
結果的に雨漏りや補修工事など、大きな出費につながる可能性があります。

 

よくある被害例

台風後に縦樋のソケットが外れた

積雪で樋がたわみ、壁面から離れた

支持金具が抜け、外壁にヒビが入った

 

最後に確認すべきポイント|施工業者やメーカーと連携して判断を

竪樋の種類や建物ごとに最適なピッチは変わる|事前確認が重要

竪樋にはさまざまな素材(塩ビ、アルミ、ガルバリウム鋼板など)や形状(丸型、角型)があり、それによっても適切な固定間隔は変わります。
また、外壁の材質や金具の種類によっても、支持力が異なります。

 

確認すべき項目

雨樋メーカーの施工基準書

建物の設計図面や構造計算書

実際の気象条件(風速・積雪・雨量など)

アドバイス:わからない場合は、必ず施工業者や専門のリフォーム会社に相談し、安全かつ長持ちする設計を心がけましょう。

 

まとめ|竪樋の間隔は建物を守る重要なポイント。地域・構造に応じて最適化しよう

竪樋の取り付け間隔(ピッチ)は、建物の立地や構造によって大きく異なります。
標準は1000mm前後ですが、風や雪の影響が大きい地域では800mm〜300mmに調整する必要があります。

固定が甘いと建物の美観や耐久性に影響が出るため、地域環境や建物条件に合わせてしっかりと施工することが重要です。
竪樋の耐久性と安全性を高めるためにも、金具の間隔設定は慎重に行いましょう。


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