屋根の種類と特徴を解説!形状・屋根材の違いと選び方
2025年4月10日更新
ぞれが家の機能性や外観を左右します。
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屋根の形状=建物全体の印象、排水性、耐風性に関係
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屋根材の種類=重さ、断熱性、メンテナンス性、耐用年数に影響
この両方を理解することで、自分に合った最適な屋根を選ぶことができます。
【屋根の形状別】代表的な屋根の種類と特徴
1. 切妻屋根(きりづまやね)
特徴
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最もシンプルな三角屋根
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屋根の傾斜が左右2面だけ
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施工がしやすく、コストを抑えられる
メリット
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雨水や雪が流れやすい
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通気性がよく、結露しにくい
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建築費用が安い
デメリット
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外壁の「妻側」が風雨にさらされやすい
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デザインの個性が出しにくい
2. 入母屋屋根(いりもややね)
特徴
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寄棟屋根と切妻屋根の特徴を併せ持つ
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重厚感のある和風住宅によく用いられる
メリット
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風の影響を受けにくく耐風性に優れる
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デザイン性・伝統美に優れる
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通気性・断熱性に優れている
デメリット
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屋根面積が多くなり、施工費用が高め
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複雑な構造で雨漏りリスクが増える可能性あり
3. 陸屋根(りくやね・ろくやね)
特徴
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傾斜のないフラットな屋根
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主にビルやマンション、都市部の住宅に多い
メリット
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屋上を活用できる(バルコニー、菜園など)
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外観がスタイリッシュ
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ソーラーパネル設置に適している
デメリット
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雨水が溜まりやすく、防水対策が必須
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排水不良による雨漏りリスクあり
4. 方形屋根(ほうぎょうやね)
特徴
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四角錐のように、すべての面が中心に向かって傾斜している
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均整がとれており、重心が安定
メリット
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雨や風に対して非常に強い構造
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耐久性が高く、シンプルな美しさがある
デメリット
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寄棟屋根に比べて施工できる家の形が限定される
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棟が一箇所に集中するため雨仕舞の施工精度が重要
【屋根材別】種類ごとの特徴と比較
屋根材には、主に以下の4つのカテゴリがあります。それぞれの特徴と選び方のポイントを見ていきましょう。
1. 金属系屋根材
主な種類:ガルバリウム鋼板、銅板、トタン
項目 | 特徴 |
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耐久性 | ガルバリウムで20〜30年、銅は50年以上 |
メリット | 軽量・施工が早い・耐震性◎ |
デメリット | 雨音が響く、断熱性は素材により異なる |
現在主流なのは「ガルバリウム鋼板」。軽くて錆びにくく、リフォームにもおすすめ。
2. スレート系屋根材
主な種類:化粧スレート(コロニアル)、天然スレート
項目 | 特徴 |
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耐久性 | 化粧スレート:20〜30年、天然スレート:50年超 |
メリット | 軽量・価格が安い・カラーバリエーション豊富 |
デメリット | 割れやすい・塗装メンテナンスが必要 |
化粧スレートはコストを抑えたい人に人気。ただし、塗装は10〜15年で必要。
3. セメント系屋根材
主な種類:厚形スレート、コンクリート瓦
項目 | 特徴 |
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耐久性 | 30〜40年 |
メリット | 高耐久・断熱性が高い |
デメリット | 重量があり耐震性には注意が必要 |
メンテナンス次第で長寿命。耐火性にも優れているため、火災に強い屋根にしたい方に◎
4. 粘土系屋根材
主な種類:陶器瓦(和瓦)
項目 | 特徴 |
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耐久性 | 60〜80年超(屋根材の中で最長) |
メリット | 高い耐久性・通気性・日本の風土にマッチ |
デメリット | 重量があり、耐震性には工夫が必要 |
定期的な漆喰補修と下地交換で100年使用も可能!
【選び方のポイント】どの屋根を選ぶべきか?
選び方の基準
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地域の気候
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雪国
勾配のある屋根+強度重視 -
台風の多い地域
耐風性の高い屋根材と構造
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建物の構造・間取り
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平屋や狭小地
シンプルな切妻屋根 -
二階建て以上
寄棟や入母屋で風の影響軽減
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メンテナンスの頻度・予算
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メンテナンスの手間を減らしたい
金属や瓦系 -
初期費用を抑えたい
スレート系
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デザインや好み
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和風住宅
入母屋・和瓦 -
モダン住宅
陸屋根・ガルバリウムなど
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【メンテナンス・リフォーム時の注意点】
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屋根材に合った塗装や補修が必要
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10〜15年ごとに点検・メンテナンスを推奨
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葺き替えやカバー工法の際は、既存屋根の構造をしっかり確認
【まとめ】屋根選びは「デザイン×性能×将来設計」のバランスが大事
屋根は住宅の「顔」であり、「防御力の要」です。
見た目の好みだけでなく、機能性・地域特性・ライフスタイル・将来のメンテナンスコストまでトータルで考えることが、後悔しない屋根選びの秘訣です。
今回のまとめポイント
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切妻屋根はコスパ・メンテナンスに優れた万能型
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入母屋屋根は和風住宅に最適で、見た目も重厚
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陸屋根は屋上活用やデザイン重視派におすすめ
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屋根材は耐久性・重量・防音・価格で選ぶ
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ガルバリウム鋼板・陶器瓦が現在の主流
こんなときはプロに相談を!
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新築またはリフォームで屋根選びに迷っている
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現在の屋根の状態がわからない
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予算と理想のバランスを考えたい
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