雨樋が外れたら火災保険で直せる?自然災害による破損と補償の条件・申請の流れを解説

2025年5月25日更新

台風や大雪の後、「雨樋が外れてしまった!」というケースは少なくありません。
そんなとき「火災保険が使えるのでは?」と考える方もいるでしょう。
実は、雨樋の外れが自然災害によるものであれば、火災保険で修理費用をカバーできる可能性があります。

この記事では、火災保険で雨樋の修理が可能な条件、申請の流れ、注意点、そして詐欺への対策まで、わかりやすく具体的に解説します。

 

火災保険で雨樋が外れた場合に補償される条件とは?|自然災害による被害が前提となる補償範囲

火災保険は「火事」だけでなく、台風・大雪・雹(ひょう)などの自然災害による損害も補償対象となるのが一般的です。
ただし、すべての雨樋のトラブルが対象となるわけではありません。
補償を受けるには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

【1】自然災害が原因であること

●台風の強風、大雪の重み、雹の直撃、飛来物の衝突などが原因で雨樋が外れた場合は、保険が適用される可能性があります。

●一方、経年劣化や施工不良による外れ、落ち葉の詰まりによる損傷は「予防可能な損害」とされ、補償の対象外です。

【2】修理費用が免責金額(自己負担額)を超えていること

●契約によっては、免責金額が5万〜20万円に設定されており、それを下回る修理費用の場合は保険金が支払われません。

●そのため、雨樋の一部のみの外れや軽微な損傷では、実費負担になるケースもあります。

【3】被害発生から3年以内であること

●火災保険の請求には「時効」があり、被害から3年以内に申請しないと、原則として受け付けてもらえません。

●特に災害直後は忙しくなりがちですが、写真撮影などを含め、できるだけ早く準備しましょう。


火災保険を使って雨樋を修理する流れ|スムーズな申請と受給のためのステップを紹介

火災保険の申請は、初めての方には少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、正しい手順を踏めばスムーズに進めることができます。

ステップ1:まずは保険会社に連絡する

●被害を発見したら、すぐに契約している保険会社または保険代理店に連絡しましょう。

●台風や大雪の後は、保険会社に問い合わせが殺到するため、早めの行動が大切です。

ステップ2:被害の状況を写真で記録しておく

●雨樋が外れた様子や破損部分を複数の角度から撮影します。

●被害の原因が自然災害であると説明しやすいように、周囲の被害(瓦の飛散、木の倒木など)もあわせて記録すると効果的です。

ステップ3:必要書類を提出する

●一般的に必要とされる書類は以下の通りです:

被害状況報告書

修理見積書

写真資料

●書類は保険会社からフォーマットが届くことが多いため、案内に沿って作成します。

ステップ4:現場調査と審査を受ける

●保険会社または鑑定会社の担当者が現地調査を行います。

●破損の状況や原因が自然災害かどうかを確認し、支払い可否を判断します。

ステップ5:保険金を受け取った後に修理業者と契約

●保険金の支払いが確定したら、修理業者と正式に契約し、工事を進めます。

●保険金が支払われる前に修理を行うと、全額補償されない可能性もあるため注意が必要です。

 

火災保険で雨樋を修理する際の注意点|契約内容や詐欺業者への対策にも要警戒

火災保険での補償を受けるにあたっては、いくつかの注意点があります。
知らずに申請すると、補償を受けられないだけでなく、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

保険契約内容を必ず確認する

●「風災」「雪災」「雹災」などの補償が付帯されているかどうかを確認しましょう。

●一部の格安プランではこれらの特約が外れていることもあります。

経年劣化や施工不良は補償されない

●築年数が古い住宅や、過去の修理時に不備があった場合、それが原因の破損と判断されると保険金は支払われません。

修理前に必ず保険金が支払われるかを確認

●修理を先に行ってしまうと、後から「補償対象外」と判断されることもあります。

●必ず保険会社の確認と支払い確定を待ってから着工しましょう。

「保険で無料修理できます」と勧誘する業者に注意

●最近では、火災保険を悪用した詐欺業者も増えています。

●「無料で修理できる」と強引に契約を迫る業者には警戒し、必ず自分で保険会社に確認を。

 

雨樋は住宅を守る重要な設備|外れたまま放置するリスクと早期対応の必要性

雨樋は雨水を適切に排水するための大切な役割を担っています。
外れたままにしておくと、さまざまなトラブルを引き起こす恐れがあります。

雨樋の破損による二次被害の例

●外壁の劣化・カビの発生

排水がうまくいかず外壁を伝って水が流れると、カビやシミの原因になります。

●基礎の浸水・構造の腐食

地面に直接水が落ちることで、建物の基礎が劣化し、構造的な問題を引き起こすことも。

●隣家や歩行者への被害

雨樋から水が跳ねて隣家の壁にあたったり、足元が滑りやすくなるとトラブルにつながる可能性があります。

そのため、外れたまま放置せず、早急に保険の確認と修理の手続きを進めましょう。

 

まとめ|雨樋の外れは自然災害が原因なら火災保険で修理できる!条件と手順を押さえて安心対応を

雨樋が外れてしまった場合でも、それが台風・大雪・雹などの自然災害によるものであれば、火災保険で修理費用をカバーできる可能性があります。
ただし、適用には「自然災害が原因であること」「免責金額以上の損害であること」「3年以内の申請であること」といった条件があるため、事前に確認が必要です。

被害の証拠をしっかりと記録し、保険会社への早期連絡を行うことで、スムーズに保険金を受け取ることができます。
また、悪質な業者によるトラブルを避けるためにも、契約内容の確認と慎重な判断を忘れずに。

雨樋の不具合は建物全体のトラブルにつながることもあります。
被害が小さく見えても放置せず、早めに適切な対応を取りましょう。


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