プラスチック製雨樋の劣化対策とメンテナンスガイド|原因・症状・寿命と補修法を解説
2025年4月29日更新
プラスチック製雨樋はなぜ劣化するのか?その代表的な原因とは
プラスチック(主に塩化ビニール樹脂)製の雨樋は、軽量で施工性が高くコストパフォーマンスに優れていますが、経年による劣化を避けて通ることはできません。
雨樋の素材は、長年にわたって外部環境にさらされるため、さまざまな原因でダメージを受けます。
紫外線による素材の劣化
プラスチックは紫外線に弱く、直射日光を長年浴びることで硬化・脆化が進みます。
結果として、雨樋がひび割れたり、ポキッと折れてしまうこともあります。
温度差による伸び縮みの繰り返し
夏の高温と冬の寒さによる気温差で、プラスチックは日々わずかに膨張と収縮を繰り返します。
この動きが積み重なることで、継ぎ目のズレや微細なヒビが生まれやすくなります。
突風・台風・積雪など物理的ダメージ
風で飛来物が当たったり、雪の重みがかかったりすると、雨樋の湾曲や破損の原因になります。
特にプラスチック製は金属製より耐荷重が低いため注意が必要です。
詰まり・ごみの蓄積
落ち葉や土などが雨樋に溜まると、雨水の流れが滞り水があふれます。
詰まりによる水圧で破損したり、ゴミの腐敗による劣化が進む恐れもあります。
支持金具や継ぎ手の緩みや外れ
固定金具が劣化して緩んでくると、雨樋が傾いたり外れたりします。
そうなると水が適切に流れなくなり、雨漏りや建物の外壁への悪影響も懸念されます。
雨樋の劣化症状を見逃さない!どんな状態になったら注意?
雨樋の劣化は目に見える症状からも判断できます。以下のような症状が現れたら、早めの対処が必要です。
●色あせ:紫外線の影響で表面が白っぽくなる、または黄変する。
●変形・歪み:真っ直ぐでなく波打っていたり、反っている状態。
●ひび割れ・欠落:部分的に割れていたり、パーツが欠けている。
●水漏れ:雨天時にジョイント部分や割れから水が漏れる。
●外れ・傾き:取り付け部から外れかけている、もしくは垂れ下がっている。
これらの症状を放置していると、建物の雨仕舞いに悪影響を及ぼし、外壁材の腐食や地盤沈下の原因になることもあります。
プラスチック製雨樋の劣化対策と予防法|長持ちさせるには?
定期的な清掃
最低でも年に1回以上は雨樋の中を清掃し、落ち葉や泥、虫の死骸などを取り除きましょう。
特に秋は落ち葉が詰まりやすいため、重点的な点検が必要です。
落ち葉除けネットの設置
落ち葉が頻繁に詰まる立地であれば、落ち葉除けネットの設置がおすすめです。
ゴミの蓄積を防ぎ、メンテナンスの頻度を減らせます。
塗装メンテナンス
紫外線から素材を守るには、外壁塗装の際に雨樋にも耐候性塗料を施すことが効果的です。
特にチョーキング(粉吹き現象)が見られたら早めの対応を。
強風・積雪対策
雪の多い地域では、雪止めや補強金具の取り付けも検討しましょう。
風の影響を受けにくくするために、ジョイント部をしっかり固定するのも大切です。
プラスチック製雨樋の耐用年数と交換時期の目安
一般的に、プラスチック製雨樋の耐用年数は15~20年程度とされています。
ただしこれはあくまで目安であり、以下の条件で短くなることもあります:
●日当たりの良い南面での設置(紫外線の影響大)
●強風や台風の多い地域
●隣家や街路樹からの落ち葉が多い立地
経年劣化を判断するには、見た目だけでなく「雨の日にしっかり排水できているか」も大切なチェックポイントです。
劣化がひどい場合は交換を検討!火災保険の活用も視野に
台風や落雪などの自然災害が原因で破損した場合、火災保険が適用される可能性があります。
破損した際はまず保険証書を確認し、被害状況の写真を撮っておきましょう。
雨樋の補修・交換は高所作業を伴うため、DIYではなく専門業者への依頼がおすすめです。
外壁塗装と同時に行えば、足場代を節約できるメリットも。
まとめ:プラスチック製雨樋の劣化は早期発見と予防がカギ
プラスチック製の雨樋はメンテナンスを怠ると劣化が急速に進行します。
清掃や塗装、部材の点検を定期的に行い、雨水をスムーズに排水できる状態を保つことが重要です。
寿命が近づいたと感じたら、火災保険の活用や外壁リフォームとあわせて交換を検討しましょう。
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