【上田市】雨樋に鳥が寄りつかないための対策ガイド｜防鳥ネット・スパイク・忌避グッズの活用方法と設置のコツ - 長野県長野市の雨漏り修理・屋根工事専門店｜しろくまペイント

住宅の雨樋は、鳥にとって「雨風をしのぎやすい」「人目がつきにくい」という理由から、巣作りの格好の場所になってしまいます。
しかし、雨樋に鳥が居座ると、さまざまな問題が発生します。

●巣材で雨樋が詰まり、雨水が溢れ出す：雨漏りや外壁の汚れの原因に

●鳥の糞による衛生トラブル：ウイルスや病原菌の媒介リスクも

●雨樋や屋根が破損する可能性：重みやつつき行動で劣化が早まる

これらのトラブルを未然に防ぐには、早めに「鳥を寄せ付けない対策」を講じることがポイントです。

雨樋に効果的な鳥対策アイテムとは？｜設置場所や目的に応じて最適な方法を選ぼう

防鳥ネット｜広範囲を物理的に覆う万能アイテム。設置の自由度も高い

防鳥ネットは、雨樋だけでなく軒下やベランダなど、鳥が好むあらゆる場所に対応できる対策アイテムです。

選び方のポイント：

●難燃性・耐紫外線素材：屋外に常設するため、劣化に強い素材を選ぶことが重要

●軽量な単線タイプ：作業性がよく、風にも強いためおすすめ

●黒色ネット：遠目から目立ちにくく、住宅の美観を損ねにくい

設置方法：

●ひも・針金・専用固定具などで雨樋に沿って張る

●金具の隙間や端をしっかり塞ぐことで、鳥の侵入を防ぐ

鳥除けシート｜設置が簡単で軽量。平面やパイプ周りにも使いやすい

鳥除けシートは柔軟性のあるシート状の素材で、パイプや梁、出窓の上などに貼ることで鳥を寄せ付けない効果があります。

材質の特徴：

●樹脂製：軽くて取り扱いやすく、初心者にも向いている

●金属製：耐久性が高く、長期間使いたい場所に適している

取り付け方法：

●平面部：両面テープやビスで固定

●丸パイプ：結束バンドやロープで巻き付け

剣山（バードピン）｜狭い場所や設置が難しい箇所におすすめ

剣山は、花を生ける際に使うものに似た構造で、細かい突起が鳥の着地を防ぎます。
特に狭い場所や凹凸のある雨樋に適した対策です。

適している場所：

●出窓の上

●軒樋や横樋の端

補足：見た目が少し強い印象になるため、エクステリアとのバランスを考慮して選びましょう。

スパイク｜雨樋の幅に合う小型製品もあり。広い範囲の対策に効果的

スパイクは台座に複数の細長いとげがついたタイプの鳥よけ器具で、鳥の止まり木になりやすい場所を封じます。

おすすめポイント：

●雨樋専用の細身タイプもあり、設置が簡単

●鳩・カラス・ムクドリなど幅広い鳥に対応

取り付け方法：

●専用の接着剤または結束バンドで固定

●高所作業が必要な場合は安全確保を徹底

忌避剤・視覚的グッズ｜手軽に設置できる補助アイテムとして活用

忌避剤は鳥の嫌がる匂いや光を利用して、心理的に近づきにくくする対策です。
以下のようなアイテムが広く活用されています。

●CDや銀テープ：光の反射で鳥を警戒させる

●目玉風船・カイト型フクロウ：鳥が天敵と認識することで近づかなくなる

●超音波タイプ：人間には聞こえない音波で鳥を追い払う（効果は個体差あり）

いずれも単独での効果は限定的なため、防鳥ネットなどと併用するのがおすすめです。

巣を作られた場合の対処法｜撤去には法律の知識と慎重な対応が必要

鳥がすでに巣を作ってしまっていた場合、対処には注意が必要です。
日本では「鳥獣保護管理法」により、野鳥の卵やヒナがいる巣を勝手に撤去することは法律違反となる恐れがあります。

対応のポイント：

●巣に卵やヒナがいない場合：自己判断での撤去が可能

●卵やヒナがいる場合：市町村または環境省に相談、または駆除業者に依頼

撤去後にやるべきこと：

• 巣材を完全に除去し、雨樋の詰まりを解消

• 防鳥ネットやスパイクなどを設置し、再侵入を防

   

まとめ｜雨樋に鳥を寄せ付けない工夫が、快適で安心な住まいを守る鍵

鳥による雨樋被害は、巣材の詰まり、雨水のあふれ、糞害、破損などさまざまな問題を引き起こします。
被害が出てからの対処は手間もコストもかかるため、予防こそが最も効果的な手段です。

防鳥ネット、鳥除けシート、剣山、スパイク、忌避剤など、場所や状況に応じて最適な対策を講じましょう。
さらに、すでに巣が作られてしまった場合には法律の知識もふまえて、安全に対応することが大切です。

定期点検と継続的な対策で、雨樋を鳥の巣から守り、住宅の機能と美観を保ちましょう。