【長野市】屋根の軒先のメンテナンスはなぜ大事?建物を守る構造と各部位の役割とは
2025年6月15日更新
住宅の屋根には「軒先(のきさき)」と呼ばれる出っ張った部分があります。
これは外壁よりも屋根が外側に張り出している箇所で、雨や直射日光から建物を守るために欠かせない構造です。
軒先の出幅をしっかりと確保しておくことで、建物の劣化を防ぎ、快適な室内環境を保つことができます。
また、軒先には雨樋を取り付けることが一般的で、雨水を適切に排水する機能も担っています。
軒先の先端名称とその意味|細部まで知ることでメンテナンスもスムーズに
鼻先(はなさき)と見付(みつけ)とは?|軒先の見える部分に関する名称
屋根の軒先の最も先端に位置する部分は、「鼻先(はなさき)」または「見付(みつけ)」と呼ばれます。
●鼻先(はなさき):屋根の下端で、最も突き出た部分。建物を外から見た際、屋根の印象を左右する部分です。
●見付(みつけ):建築用語で、外部から目に見える面や幅のこと。軒先における見付は、意匠性と耐候性の両面で重要な部位です。
どちらも屋根の美観を整えるだけでなく、雨仕舞や劣化防止の観点からもきちんと維持する必要があります。
軒先と関連する屋根の各部位|それぞれの名称と機能を正しく理解する
軒先とその周辺には、さまざまな名称の部材が存在します。
それぞれに役割があるため、トラブル発生時の原因特定やメンテナンスにも役立ちます。
鼻隠し(はなかくし)
軒先の端部を隠すために取り付けられる板材。雨樋のベースになることが多く、装飾性と機能性を兼ね備えた部位です。
●雨樋を固定するための下地にもなる
●見た目をスッキリさせ、軒先を美しく見せる
軒天(のきてん)
軒の裏側(天井面)を覆う部位で、換気口を設けることで屋根裏の通気性を高めています。
湿気がこもらないよう、有孔ボードが用いられることもあります。
●屋根裏の結露やカビ対策に有効
●害虫の侵入防止にも役立つ
けらば(妻)
軒先とは逆方向にある、屋根の側面に位置する部分です。
切妻屋根などで見られる側面の端部分で、風の吹き上げを受けやすいため、耐風性を考慮した設計が求められます。
●破風板(はふいた)を取り付けて防水性・耐風性を強化
●外観のアクセントとしても重要な部位
庇(ひさし)
窓や出入口などの開口部の上部に設けられた小さな屋根。軒先とは異なり、ピンポイントで日差しや雨を遮る役割を果たします。
●日射遮蔽により夏の室温上昇を抑える効果
●雨天時にも窓を開けられるメリットがある
軒先の劣化やトラブルに注意|メンテナンスで雨漏りや腐食を防ごう
軒先は風雨や紫外線に常にさらされているため、劣化や破損が起きやすい箇所です。以下のようなトラブルに注意が必要です。
●鼻隠しや軒天が剥がれてくる
●鼻先から雨水が垂れ、外壁に染みができる
●雨樋の固定が緩んで雨水があふれる
これらの症状が見られたら、早めに専門業者に相談し、点検・修理を行いましょう。
放置すると、屋根全体の雨仕舞に支障が出ることもあります。
軒先を知ることは家を守る第一歩|構造の理解がメンテナンスやリフォームに活きる
屋根の「軒先」は、見た目の印象を左右するだけでなく、建物を長く保つための機能面でも非常に重要な部位です。
鼻隠し、軒天、雨樋など、軒先を構成する各部材の名称と役割を正しく理解しておくことで、劣化の兆候にもすぐ気づけるようになります。
住まいの資産価値を守るためにも、定期的な点検とメンテナンスを行い、屋根の構造を把握しておくことが大切です。
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