【屋根断熱改修の完全ガイド】外断熱・内断熱・断熱塗料・葺き替えの特徴と選び方

2025年4月21日更新

屋根は建物の中でも最も外気の影響を受ける部分であり、夏は日射熱で熱くなり、冬は冷気の侵入を許します。
こうした温度変化を抑えるために有効なのが「屋根の断熱改修」です。
本記事では、外断熱、内断熱、断熱塗料、屋根材の葺き替えといった主な断熱手法について、特徴や費用、向いているケースを詳しく解説します。

 

屋根断熱改修とは?快適な住まいを実現するための基本知識

屋根断熱改修とは、既存の屋根に断熱性能を持たせることで、外気温の影響を軽減し、室内の温熱環境を改善する工事のことです。
屋根からの熱の出入りを抑えることで、冷暖房の効率を高め、快適な室内空間を保つことができます。
特に、夏の強い日差しや冬の冷気による温度変化に悩んでいる方におすすめです。

 

屋根断熱改修の代表的な方法4選|それぞれの特徴と選び方

屋根の断熱改修には、主に以下の4つの方法があります。
それぞれ施工のタイミングやコスト、効果に違いがあるため、自宅の状況に合わせた選択が重要です。

外断熱|屋根の上から断熱材を施工し、夏の暑さをブロック

外断熱とは、屋根の外側(屋根材の上)に断熱材を取り付ける方法です。
屋根の構造部ごと熱から守るため、最も効果が高い断熱手法の一つとされています。

 

●断熱効果が高く、外気温の影響を大幅にカットできる

●屋根の葺き替えや大規模改修と一緒に行うと効率的

●費用は1平方メートルあたり8,000円以上とやや高め

 

外断熱は、高気密・高断熱住宅を目指す方に向いています。特に夏の冷房負荷を軽減したい場合に大きな効果を発揮します。
屋根の構造部分まで保護することで、断熱材の劣化も遅らせることができます。

内断熱|屋根裏からの断熱でコストを抑えた施工が可能

内断熱は、屋根裏(天井の内側)に断熱材を入れる方法です。
既存の屋根を触らずに施工できるため、比較的手軽に実施できます。


●費用が比較的安く、施工のハードルが低い

●断熱材は垂木の間や野地板に重ねて設置する

●一部屋根裏の形状によって施工が難しいケースもある

 

リフォーム費用を抑えたい方や、今すぐ葺き替えをする予定がない方に適しています。
ただし、屋根そのものからの熱は完全には遮断できないため、外断熱に比べると効果はやや劣ります。

断熱塗料|塗るだけで断熱できる手軽な手法

断熱塗料は、屋根の表面に特殊な塗料を塗ることで、日射熱を反射・遮断し、熱の侵入を抑える方法です。

 

●施工が比較的簡単で、費用も安価に抑えられる

●吹き付け施工により、細かな部分までカバーできる

●外気温の影響を完全に遮断する効果は弱い

 

工期が短く、住みながら施工が可能なため、住環境を変えたくない人や賃貸物件のオーナーにも人気です。
熱反射効果により、夏場の屋根表面温度を大幅に下げられます。

屋根材の葺き替え|根本から性能を見直す抜本的な改修

屋根材の葺き替えとは、既存の古い屋根をすべて撤去し、新しい断熱性の高い屋根材に取り替える方法です。
屋根の寿命を延ばすと同時に、断熱・耐震性も強化されます。

 

●古い屋根の劣化対策や雨漏り防止にもつながる

●断熱性・耐震性・耐久性をトータルで改善できる

●費用が高く、工期も長くなる傾向がある

 

築年数が30年以上経っている建物や、屋根の傷みが激しい場合は、葺き替えが最も効果的です。
また、今後20〜30年住み続ける予定のある人には、長期的に見てコスパの良い選択といえます。

 

屋根断熱改修のメリット|快適性と省エネを両立する理由とは?

屋根断熱を行うことで、次のような大きなメリットが得られます。

 

●室内温度が安定し、冷暖房の使用が減る → 光熱費の削減につながり、家計にも優しい。

●夏の暑さや冬の寒さに強くなる → 特に熱がこもりやすい2階部分の快適性が向上します。

●建物全体の寿命が延びる → 遮熱・断熱により、屋根構造材の劣化も抑制。

●環境負荷の軽減 → 冷暖房エネルギーの消費を抑えることでCO2排出量の削減にも貢献。

 

断熱改修は、快適な暮らしと環境への配慮を両立したい人におすすめです。
また、近年は補助金制度も充実しており、費用面での負担も軽減しやすくなっています。

 

屋根断熱のデメリットと注意点|失敗しないために知っておくべきこと

断熱改修は多くのメリットがありますが、注意点も存在します。特に結露や施工ミスは、快適性を損なう要因となるため注意が必要です。

 

●断熱材が湿気を通さず、結露が発生する可能性がある → 特に内断熱の場合、屋根裏での結露が問題になることも。

●適切な施工がされていないと効果が薄れる → 経験豊富な業者に依頼することが重要です。

●初期費用が高くなる場合もある → 長期的な視点での費用対効果を考慮する必要があります。

 

結露対策としては、断熱材に防湿シートを併用したり、屋根裏の換気性能を確保することが重要です。
また、断熱材の種類や施工方法によっても結露リスクは異なります。

 

まとめ

屋根断熱改修は、住宅の快適性や省エネ性を高めるうえで非常に効果的な手法です。
外断熱・内断熱・断熱塗料・葺き替えなど、それぞれの特性を理解したうえで、自宅の屋根の形状や築年数、予算、期待する効果に合わせて最適な方法を選びましょう。正しい知識と適切な施工で、より快適な住環境を手に入れることができます。

 


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