雨樋の詰まりと火災保険の関係を徹底解説|自然災害と詰まりの違い、申請の注意点まで

2025年5月26日更新

雨樋が詰まって水があふれてしまった。
そんなとき、「火災保険が使えるのでは?」と考える人も少なくありません。
しかし実際には、雨樋の詰まりは火災保険の適用対象外になることが多く、自然災害による破損でなければ保険金を受け取ることはできません。
この記事では、火災保険で補償される雨樋のトラブルと、対象外となる詰まりの違い、正しい申請手順について詳しく解説します。

 

火災保険が適用されるのは「自然災害による破損」のみ|詰まりは対象外となる理由とは?

火災保険では、「突発的かつ予測不能な自然災害」による損害が補償の対象となります。
一方で、雨樋の詰まりは「経年による汚れの蓄積」や「清掃不足」など、人為的な要因が原因とされるため、保険の適用外になるケースがほとんどです。

火災保険で修理対象となる主なケース

以下のような自然災害による破損は、火災保険の補償対象となる可能性があります。

●台風や強風による変形・脱落(風災)

例:台風で飛来物が直撃して雨樋が外れた、風圧でゆがんだ

●大雪による変形・崩落(雪災)

例:湿った雪が長時間積もり、雨樋が折れたり曲がったりした

●雹(ひょう)による破損(雹災)

例:雹が直撃し、雨樋に穴が開いたりひび割れた

●落下物や飛来物による破損

例:屋根瓦が落下して雨樋に衝突した、隣家の物が飛んできて破損した

雨樋の詰まりが補償されない理由

●経年劣化やメンテナンス不足と見なされるため

雨樋の詰まりは、長年のゴミ・落ち葉の蓄積が原因であることが多く、保険の対象外です。

●予防可能なトラブルとして扱われるため

定期清掃などで回避できるとされるため、「突発的な事故」とは見なされません。

 

火災保険で雨樋修理ができる条件|適用されるかどうかを判断するチェックポイント

火災保険での補償対象となるには、いくつかの条件があります。
補償されるかどうかの判断は保険会社によっても異なりますが、一般的なポイントを押さえておくと判断がしやすくなります。

保険適用が期待できる主な条件

●自然災害が明確な原因であること

被害が台風・大雪・雹などの災害に起因する場合。

●損害額が免責金額を上回っていること

たとえば20万円以上の損害がないと補償されない契約もあります。

●被害発生から3年以内であること

申請の時効があるため、放置すると申請不可になることも。

●加入している保険契約に「風災・雪災・雹災」補償が含まれていること

火災保険でも補償内容はプランによって異なるため、契約書の確認が必要です。

 

火災保険を申請する正しい手順|被害を見つけたらすぐに動くことが大切

火災保険の適用条件を満たしていると判断した場合は、速やかに申請準備を進めることが重要です。
特に自然災害の直後は、保険会社への問い合わせが集中するため、早めの行動がスムーズな対応につながります。

申請手順のステップごとの流れ

1.雨樋の被害を写真で記録する

損傷の状態がわかるように、複数角度から撮影。できれば日付入りの写真が理想です。

2.保険会社に連絡して補償範囲を確認

加入している保険内容で補償されるかどうかを、まずは問い合わせましょう。

3.必要書類を揃える(見積書・被害状況報告書など)

修理見積もりは工事業者に依頼し、被害の概要をまとめた報告書も用意します。

4.鑑定人による現地調査を受ける

保険会社から派遣された調査員が実際の被害を確認します。

5.保険金の審査・支払い後に修理を進める

保険金が支払われた後、工事業者と正式に契約して修理を実施します。

 

雨樋の詰まりトラブルは予防と定期点検がカギ|補償対象外でも自分で守る方法

火災保険の対象外となりやすい雨樋の詰まりについては、日頃のメンテナンスで被害を防ぐことが可能です。
定期的な点検・清掃を行うことで、詰まりによる水漏れや破損のリスクを最小限に抑えられます。

詰まりを防ぐためのメンテナンスポイント

●落ち葉よけネットを設置する

雨樋の上に網状のネットを取り付けることで、落ち葉やゴミの侵入を防ぎます。

●年に1〜2回の定期清掃を行う

春や秋など、ゴミが溜まりやすい季節に合わせて清掃しましょう。

●雨の日に排水の流れをチェックする

実際に水がスムーズに流れているか、溢れていないかを確認することで異常を早期発見できます。

●異臭や蚊の発生にも注意を払う

雨樋の中に溜まった水が腐敗すると、臭いや虫の発生源になります。

これらの対策は、保険ではカバーできない被害から家を守るための自衛手段として非常に有効です。

 

まとめ|雨樋の詰まりは火災保険対象外、自然災害による破損には申請を

雨樋の詰まり自体は火災保険の補償対象とはなりにくく、定期的な清掃とメンテナンスが重要です。
しかし、台風や大雪、雹といった自然災害によって破損が生じた場合は、火災保険で修理費用をまかなえる可能性があります。

保険を適用するには、被害の証拠をしっかり記録し、契約内容を確認したうえで、早めに保険会社へ連絡することが大切です。

「雨樋の被害は小さいから大丈夫」と油断せず、定期的なチェックと早めの対応を心がけましょう。
雨樋は見えにくい部分だからこそ、家を守るためにきちんと管理したい設備です。


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