雨樋の修理は火災保険で直せる?|自然災害による破損に備える補償と申請方法のすべて

2025年5月27日更新

台風や雪、雹(ひょう)などの自然災害で雨樋(あまどい)が壊れてしまった。
そんなとき「火災保険で直せるのでは?」と考えたことはありませんか?
実は、火災保険の補償項目には「風災」や「雪災」が含まれており、条件を満たせば保険金で修理できる可能性があります。
本記事では、雨樋の破損に火災保険が適用される条件や修理までの手続き、注意点までを詳しく解説します。

 

火災保険で雨樋の修理ができるのはどんなとき?|適用される自然災害と主な条件

雨樋の修理費用が火災保険から補償されるのは、主に「突発的な自然災害」が原因で破損した場合です。
経年劣化や施工ミスなどによる損傷は対象外になるため、適用条件をしっかり確認することが大切です。

火災保険で補償される主な自然災害の例

●台風や強風による破損(風災)

強風によって雨樋が外れたり、飛来物がぶつかって破損するケース。

●大雪による破損(雪災)

雪の重みで雨樋が曲がったり、破損したりする場合。

●雹(ひょう)による破損(雹災)

雹が直接当たって雨樋に穴があく、歪むなどの被害。

火災保険での修理が可能となる主な条件

●自然災害による突発的な破損であること

老朽化ではなく、「自然災害が原因」と明確に証明できる必要があります。

●損害額が免責金額以上であること

保険契約時に設定された自己負担額(免責)を超える修理費用が必要です。

●保険会社の定める申請期限内であること

通常、被害発生から3年以内が申請期限。なるべく早めの連絡がベストです。

 

火災保険を使って雨樋を修理する手順|スムーズに申請を進めるための流れ

火災保険で雨樋の修理費用を申請する場合、以下のような手順で進めていくのが一般的です。
手続きをスムーズにするためには、準備と記録がカギとなります。

1. まずは保険会社に連絡し、補償の対象かを確認

被害に気づいたらすぐに契約している保険会社または代理店に連絡しましょう。

契約内容や免責金額、補償範囲の確認もこのタイミングで行います。

2. 必要書類の取り寄せと提出

修理前・修理中・修理後の写真が求められることが多く、記録が重要です。

被害報告書、見積書、請求書などの提出が必要です。

3. 現場調査(保険鑑定人による確認)

保険会社から派遣される調査員(鑑定人)が現場を確認し、保険金の妥当性を判断します。

この時点で、自然災害が原因であることをしっかり説明できるように準備しておきましょう。

4. 保険金の支払いと修理の実施

保険会社の判断で補償が認められた場合、保険金が支払われます。

その後、正式に修理業者と契約して工事を進めます。

 

火災保険で修理できないケースもある|補償外になる事例と注意点

火災保険に加入していても、以下のようなケースでは雨樋の修理に保険が適用されないことがあります。
事前に確認しておくことで、申請の手間やトラブルを回避できます。

経年劣化や施工ミスによる破損

古くなった雨樋が自然にたわんだり割れたりした場合、補償の対象外です。

保険は「突発的な事故」に対する備えであり、「時間と共に劣化する現象」は想定されていません。

免責額未満の被害

契約によっては「20万円未満の損害には適用されない」といった条件があります。

小規模な破損では、実質的に保険を使えないこともあるため、見積もりの確認が必要です。

申請期限を過ぎている

通常、保険金の請求には発生から3年以内という期限が設定されています。

期間を過ぎてからの申請は、原則として受け付けられません。

 

雨樋は建物を守る重要な設備|小さな破損でも早期の対処が重要な理由

雨樋は「雨水を効率よく排水し、外壁や基礎に水を侵入させない」役割を果たしています。
目立たない存在ですが、建物の寿命に大きく関わる重要な設備なのです。

雨樋が破損すると起きる可能性のあるトラブル

●外壁の汚れ・カビの発生:水があふれ、壁面を汚したりカビを繁殖させたりします。

●基礎の腐食・劣化:排水がうまくいかず、家の基礎に水がしみ込み構造が劣化します。

●シロアリの誘引:湿気を好むシロアリが集まりやすくなり、木材に被害を及ぼします。

そのため、雨樋の破損は「見つけたら早めに対応する」ことが住宅を長持ちさせるポイントです。
火災保険を使えば、自己負担を抑えて修理できる可能性もあるので、無視せず対処しましょう。

 

まとめ|雨樋の修理は火災保険で対応できることもあるので、早めの確認と申請を

雨樋が破損したとき、それが自然災害によるものであれば、火災保険で修理できるケースがあります。
特に台風・大雪・雹などが原因であれば、「風災」「雪災」「雹災」補償の対象となる可能性が高くなります。

ただし、経年劣化や小規模な破損では保険が適用されないこともあるため、被害の内容や契約条件を確認することが大切です。
修理費用が高額になりそうなときや、破損の原因が自然災害であると判断できる場合は、すぐに保険会社へ相談しましょう。

火災保険の適用を活用することで、住宅の維持管理を経済的に進めることが可能になります。
まずは雨樋の状態をチェックし、少しでも異常があれば、写真を撮って記録するところから始めてみてください。


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