屋根の雨受けの名称と役割を徹底解説|軒樋・竪樋・金物の名前と機能を理解しよう
2025年6月6日更新
住宅の屋根に設置される「雨受け」とは、雨水を効率的に地上へと排水するための設備で、正式名称は「雨樋(あまどい)」と呼ばれています。
雨樋は、屋根の軒先や壁面に沿って取り付けられ、雨水による建物の劣化や地盤の浸食を防ぐために重要な役割を果たします。
雨受けの名前と構成部品の種類|それぞれの名称と役割を知っておこう
雨樋は単一のパーツではなく、いくつかの部材が連携することで雨水を安全に排出する構造となっています。
それぞれの名前と働きを知っておくことで、修理や交換の際にもスムーズに業者とやり取りできるようになります。
雨受けの主な構成部品と名称
●軒樋(のきどい)
屋根の軒先に沿って水平方向に取り付けられる半筒状、またはU字型の樋。
雨水を最初に受け止める役割があり、「横樋(よこどい)」とも呼ばれることがあります。
●竪樋(たてどい)
軒樋から集めた雨水を地上へ流すために垂直に設置される樋。
外壁に沿って取り付けられ、排水マスや地中配管へと繋がる重要なルートです。
●集水器(しゅうすいき)
軒樋と竪樋の接続部に取り付けるパーツ。
雨水をスムーズに竪樋へと流す役割を果たし、「呼び樋(よびどい)」とも呼ばれます。
●エルボ・継手
雨樋の方向を変えたり、長さを調整するために使用されるジョイント部品。
建物の形状に合わせて柔軟に施工するために欠かせません。
●樋受け金物(というけかなもの)
軒樋を固定するための金具。
鼻隠し(屋根先端の板)や樽義(たるぎ)に取り付け、雨樋の形を保つ役目を担います。
雨樋の素材別の種類と特徴|家の立地や気候で選ぶポイントとは?
雨樋に使われる素材にはいくつかの種類があり、耐久性やコスト、施工性などが異なります。
家の構造や地域の気候によって、最適な雨樋素材を選ぶことが大切です。
主な雨樋素材の種類と特徴
●塩化ビニール(PVC)
軽量で施工しやすく、価格も安価。一般住宅で広く使用されています。
紫外線や経年劣化にやや弱いため、10年程度での交換が推奨されます。
●ガルバリウム鋼板
耐食性と耐候性に優れ、金属の中でも人気。
軽量ながらも高い耐久性があり、スタイリッシュな外観に仕上がります。
●銅製雨樋
寺社仏閣や日本家屋に多く見られる伝統的な素材。
非常に高価だが、長寿命で経年による色変化も味わいの一つとされています。
雨樋メンテナンスの必要性|壊れたまま放置すると家に悪影響を与えることも
雨樋は風雨にさらされるため、劣化や破損が起こりやすい部位でもあります。
定期的にメンテナンスを行わないと、雨水の排水がうまくいかず、家の外壁や基礎部分に大きなダメージを与える可能性があります。
点検すべき主な症状と対策
●水漏れや継手のズレ
経年劣化や風で部品が緩んで水が漏れる。放置すると外壁のカビ・腐食につながります。
●詰まりやあふれ
落ち葉やゴミが原因で排水機能が低下し、雨水があふれることも。
ガードネットや清掃による対応が必要。
●歪みや変形
豪雪地域や台風時に大きな負荷がかかると、軒樋が変形し機能を果たさなくなることがあります。
まとめ|屋根の雨受けの名称と役割を知り、正しい管理を心がけよう
雨樋(雨受け)は建物を雨水のダメージから守るために非常に重要な設備です。
軒樋、竪樋、金物、集水器などそれぞれの部材には明確な役割があり、適切な素材やメンテナンス方法を選ぶことが、住宅の長寿命化につながります。
屋根周りで気になる症状がある場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
特に軒先の水漏れや、外壁のシミが目立つ場合は、雨樋に不具合がある可能性があります。
しっかりとした知識と対策で、大切な住まいを守っていきましょう。
長野の屋根工事・雨漏り修理・外壁塗装専門店
【しろくまペイント】
https://naganoshitosou.com/
住所:長野県長野市若里1丁目27−2
お問い合わせ窓口:0120-460-461
(8:00~18:00 土日祝も営業中)
対応エリア:長野県長野市・千曲市・須坂市・中野市・大町市・上田市、他
★ 長野のお客様の施工実績多数掲載!
長野の屋根工事の施工実績 https://naganoshitosou.com/case/
雨漏り修理はコチラ https://naganoshitosou.com/amamori/
外壁屋根無料診断はコチラ https://naganoshitosou.com/inspection/
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://naganoshitosou.com/contact/