雨樋塗装の要「下塗り」とは?素材別のポイントと耐久性を高めるプロの対策
2025年4月27日更新
雨樋(あまどい)は屋根から流れ落ちる雨水を集め、地面に排水する役割を担っています。
この雨樋も年月とともに色あせやひび割れ、サビなどの劣化が進行します。
そうした劣化を防ぐために行うのが”雨樋の塗装”ですが、その中でも重要な工程が「下塗り」です。
本記事では、雨樋の塗装における下塗りの重要性や手順、素材別のポイントについて詳しく解説します。
下塗りの役割と重要性:雨樋塗装の寿命を左右する要
雨樋塗装の下塗りとは、上塗り塗料をしっかり密着させるための“接着剤”的な役割を果たします。
下塗りを怠ると、塗料の定着が悪くなり、早期に塗膜が剥がれてしまうリスクが高まります。
耐久性や美観を保つためには、下塗りは欠かせない工程です。
なぜ下塗りが必要なのか?
●素材によっては塗料が滑って密着しないため
●素材表面の微細な凹凸を埋めて、塗膜の均一化を図るため
●サビ止めなど、素材の弱点を補うため
とくに金属製の雨樋では、サビ止め下塗りが必須です。
逆に塩化ビニール樹脂などの場合は、専用のプライマーを使うことで、上塗りとの密着を確実にします。
雨樋の素材ごとの下塗り材の選び方
雨樋の素材は主にプラスチック(塩ビ)、ガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスなどがあり、それぞれに適した下塗り材が異なります。
プラスチック(塩ビ)製雨樋の場合
●プライマーを使用(接着性向上)
●軽度のチョーキングには洗浄後、密着プライマーで対応
金属製(ガルバリウム、ステンレス、アルミなど)
●ケレン処理でサビ除去
●錆止めプライマーを使用
●特に溶融亜鉛めっき材には専用プライマーが必要なことも
下塗り前の下地処理の手順:ここを怠ると意味がない
下塗り前に行う下地処理も非常に重要です。
手を抜くと、どんなに良い下塗り材や上塗り材を使っても、仕上がりが悪くなります。
下地処理のステップ
●高圧洗浄機で旧塗膜や汚れを落とす
●サンドペーパーやマジックロンで表面を研磨する
●金属雨樋の場合はサビをしっかり落とす
●割れや変形がある箇所は補修または部分交換
下塗りの実際の施工手順と注意点
塗料の種類や現場の状況により多少の違いはありますが、基本的な流れは以下の通りです。
手順概要
●下地処理を行う
●下塗り材を均一に塗布(刷毛・ローラー・吹付け)
●所定の乾燥時間をしっかり確保(季節や気温によって異なる)
●中塗り、上塗りへと進行
注意点
●雨樋の内側には基本的に塗装しない(雨水の流れに悪影響)
●上塗り塗料と下塗り塗料の相性を必ず確認
●作業中の飛散防止(養生作業)は近隣トラブルの防止にもつながる
雨樋塗装は外壁塗装と同時に行うのがおすすめ
雨樋のみを単独で塗装することも可能ですが、外壁塗装と一緒に行うことで足場代を節約できます。
また、外壁塗料と同じグレード・種類の塗料で統一しておくと、次回メンテナンスのサイクルも揃いやすくなります。
塗料の種類別 耐久性の目安
●アクリル系:約5~7年
●ウレタン系:約7~10年
●シリコン系:約10~15年
●フッ素系:約15~20年
まとめ
雨樋の塗装は、見た目の美しさを保つだけでなく、家の耐久性を守るためにも重要なメンテナンスの一つです。
その中でも「下塗り」は、塗装全体の品質を決定づける最も基本的な工程。
素材ごとの特性を理解し、正しい下塗りを施すことで、長く丈夫な住まいを実現できます。
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